理系出身 技術系管理職のあれこれ

会社や私生活で感じたことを記録

コミュニケーションスキル アサーションで円滑な人間関係を!

 

コミュニケーションに自信がありますか?

 

アサーションとは、

自分の意見も他人の意見も大切にする自己表現です。

   

自分の意見をいうのが苦手な人に、特にオススメします。

 

目次

アサーションでない表現

アサーションでない表現を知ることで

アサーションが理解しやすいのではないでしょうか?

 

・攻撃的自己表現

  自分の考え方や気持ちを伝えることはできるが

  自分の主張を一方的に押し付ける。

  私はOK、あなたはNG!

 

・非主張的自己表現

  自分の考えや気持ちは言わず、言いたくても抑え

  結果として、相手の言うことを受け入れてします。

  私はNG、あなたはOK! 

アサーションとは

「自分も相手も大切にする自己表現」

という意味を持つ

コミュニケーションの考え方と方法です。

 私はOK、あなたもOK!

 

「非主張的自己表現」の人だけでなく

 「攻撃的自己表現」によって、

自分の意見を通せても、ケンカになったり、

険悪になったりする人にも

学ぶ価値のある方法です。

アサーション権について

アサーションする権利をアサーション権としています。

次のような考え方です。

・私達は誰もが自分らしくあってよい 

・人は誰でも自分の気持ちや考え方を表現してよい

 

アサーション権は、戦後1948年

国際連合の第3回大会で「世界人権宣言」が採択され

その第19条に

「すべての人は、意見を持ち、

それを表明する自由に対する権利を有する」

というものがあります。

 

少しまわりくどい日本語になっていますが

・意見を持ってよい権利がある

・意見を表明してよい権利がある。

といったことでしょう。

 

そのアサーション権を前提に、

立場にかかわらず、自分の意見をいうとともに

相手の意見も尊重し、理解しあうことで、

対立を解消していくことにつながります。

 

その観点で、近年、アサーション

パワハラ、セクハラ、DV、子供の虐待、イジメなどの

人権を侵す言動から自己を護る方法として、

 また、反対に、

 無意識に人権を侵してしまう攻撃的な言動への警告として、

教育、福祉、産業などの分野で広がっているようです。

アサーションになれない理由 

アサーションが難しい理由として、次のようなものがあります。

 ・習慣

 ・今までの考え方

 ・周囲環境に適応するための価値観や行動

 ・職場の上下関係

 ・家庭の上下関係 

アサーションでない考え方と対策

①過ちや失敗をしたら、責められて当然

 【考え方の改善】

  ・失敗は誰でもする。

  ・故意に失敗したのではない。

  ・罪を憎んで、人を憎まず

 

②思い通りに進まないときは、イライラして当然

 【考え方の改善】

  ・他人が自分の思い通りになるわけではない

  ・出来事や他人の言動に、誰もが同じように

   感じるわけではない

 

③~すべき、~のはず、当然、と考える

 【考え方の改善】

  ・自分の考え方が自分を苦しめていることに気づく

  ・自分の考え方を変えることができ、変えてよい

 

アサーションの心がまえ

①自分の心をオープンにする。

②相手に関心をよせて、話を理解しようとして聞く

③おまけの情報をつけて、会話や人間関係を

 深める工夫をする。

身振り、手振り、声のトーン表情など

 言葉以外の表現も重要と考える。

 

アサーションの表現方法 DESC法

・D:Describe 描写する

         主観もまじえず、客観的事実をはなす。

 

・E:Express  表現する

        相手に共感したり、自分の気持ちを伝える。

 

・S:Specify   特定の提案をする

        解決案、妥協策を伝える。

 

・C:Choose  選択肢をしめす

        提案に対して、肯定されたとき、

        否定されたときの結果を想像し、

        代案を提示する。 

 

客観性と主観性を生かし、自分と相手の意見を交換することによって、

お互いの気持ちを伝え合うことのを助けるのが、

DESC法です。

上記の順番で、話すこともありますし、順番が変わることもあります。

 

この表現を取り入れることにより、

アサーションが上手にできるようになります。

最後に

私はどちらかといえば、非主張的自己表現でした。

仕事を通じで「主張する」ことが大切という考え意がありましたが、

ただ単に「主張する」だけでは、うまくいきませんでした。

 

交渉術の本を読んでも「だましている」感がぬぐえず、

やはり、相手の考えや思いを察することが大切という

日本的なコミュニケーションに戻り、

自己表現力が十分でない感が長く続きました。

 

そんなときに見つけた本がこれです。   


マンガでやさしくわかるアサーション

 

この本でアサーションを知り、アサーションを取り入れています。

①自分の意見を衝突しないような優しい言葉で伝える

②人の話を聞く

 ただ単に言葉を聞くだけでなく、「理解し、共感する」

 

これだけでも

相手が歩みよってくれるように、なったと感じています。、

 

でも、上司や偉い人など、感情的に抵抗感があると

その感情とうまく向き合う必要があるようですが、

アサーションをうまくできるようになりたいと思います。

 

 

中学1年生の長女には

アサーションの必要性が理解できず

勉強や宿題、テスト勉強のほうが大切ということで

アサーションを教えるのは、今は断念しました。

 

年長の長男には、難しい内容ですが

少しずつですが、すねたり、泣いたりしたとき

「~したいって言ってみたらどう?」と

促すようにしています。

 

わたしは、社会人の方だけでなく、

家族の人や学生や子供にも学んでほしいです。

 

アサーションを身につけることで

少しずつ人間関係が良好になり、

家族、職場、友人、親戚、近所付き合いなどにつながり、

世の中が自然と変わっていくのではないかという

可能性を感じています。

 

この本の半分はマンガになっていますので、

数時間で読めますので

 

コミュニケーションの大切さを感じている人は

読んでみてください。

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただき

ありがとうございました。