理系出身 技術系管理職のあれこれ

会社や私生活で感じたことを記録

ネパール人の人材派遣 グローバル化の波

ネパールで卒業した大学生を人材派遣し、

その後、採用する企業の話を聞きました。

 

営業の人はネパール人でしたが、日本語は、ペラペラでした。

 

1)ネパール事情

ネパールには国内に仕事はないため、海外で収入を得て、

ネパールに住んでいる家族に仕送りするという

状況です。

 

2)派遣と正社員採用

ネパールの大学を卒業したネパール人を

3年後、正社員として本採用する前提で

3年間派遣として働き、3年経過後後採用するという流れです。

 

もし、派遣は3ヶ月契約で解除可能とのこと。

 

3)ネパール人

親日

・日本で働きたいと思っている人が多い

反日で隣国「〇国」と違ってマジメで熱心。

・語学の学習能力が高い

  ネパール語、民族語、英語が話せるため、

  日本語は難しいが覚えるハードルが高くない。  

・多少のきついことも、ネパールの生活レベルに比べると、

 たいしたことない。

 

4)教育制度

派遣会社でつぎのような教育をするようです。

・日本語

・日本の文化(礼儀、道徳、マナー) 

・その他、日本で働くのに必要ないスキル

 

5)採用事例

大手のエンジニアリング会社や重工業関連会社において、

派遣で100人、

就職で数10人の実績があるようです。

海外進出している会社が多いように見受けられました。

 

6)最後に

今回の話はとりあえず聞いてほしいという熱意から

時間をとって話を聞きました。

 

日本の人手不足感を解消感が否めません。

 

中小企業が優秀の優秀な人材を獲得するほどの

給料や魅力に欠けると思うと

今回のネパール人を受け入れる考えが

すごく、魅力的に感じました。

 

そして、日本の大学の新卒よりも

即戦力になるほど、専門知識があると

思われます。

 

反面、グローバル化とはいえ、

なかなか、ハードルが高いように感じます。

・社長に提案しても、受け入れてくれるのか?

・社員となじむのか

・いきなり、辞めたりしないのか?

 

 

大企業では外国人の採用は普通かもしれませんが、

私は、時期尚早に感じるところがあり、二の足を踏みます。

 

日本の人手不足、特に、理系不足を解決するのであれば、

親日な国の人を採用し、親日的な人を国内に増やすのは、

今後の少子高齢化の対策の1つとして、非常に効果的だと思います。

 

また、そうすることで日本の大学のレベルや

大学生のレベルが上がってくるのではないでしょうか?

 

ネパール人の人材派遣の話に、

いろいろな可能性を感じることができました。